「転職の思考法」を読んだ
ぶっちゃけ今すぐ転職したいかと言われるとそうでもないというか、なんとなく閉塞感を感じるし面白そうな仕事は任せてもらえてないしで不満は溜まっているわけではあるんだけど、世間的に言えばそれなりのお給料はもらえるという点では満足している。
とりあえずビ○リーチとかに登録して、履歴書を書いて見るわけだがこれがまあ書けない。社外からみて、というのがやはり難しい。うちのチームはそれなりに体外アピールをしやすいところではあるはずだが、それでも書けないとなると皆一体何書いているんだ?という疑問が湧いてくる。
「転職の思考法」でも、まずアドバイスとして出てくるのは「自身のマーケットバリュー」を測る、ということだ。いろんな軸が出てくるわけだが、どれもそれなりに難しい。「会社を変えても、価値のあるスキルをどれだけ持っているか」という問いにぱっと答えられる人がどれだけいるのだろう? そんなのぱっと答えられるような奴ならどこでも行けるんだから悩む必要なくない?と思ってしまった。
そんなことを思っていたが、「終わりに」で筆者が語っていた言葉を見て納得した。「転職の思考法」というのは、とどのつまり転職そのもの、というよりは自己を高めるといった自己啓発的なものなのだ。「転職がいつでもできるような人材になれるよう努力しろ」ということを筆者は言いたかったのだろう。 そのような人材であれば、たとえ転職しないにしても周りの環境を変える材料となるから。
もう少し努力してみるか、という気持ちにさせてくれる本だった。たとえ、転職しないにしても。